韓国を知る読書♡語学の勉強は文化も知りながら

こんにちは!ゆみんです♡ゆみんについてはこちら♡

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現在、趣味をかねて韓国語をお勉強中です。語学を学ぶことはその国の文化を知ること。文化も知ると、勉強に深みが出ます♡

 

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ゆみんは読書が大好きなので、本で韓国にふれています。ちょっと文学的な本を読みたい気分だったので、昔の本を選びました。

 

発売されたばかりの新刊ものも良いのですが、内容の薄いものも多いので最近あまり買っていません。あたまを使いたくて、ついつい文字数多めで大学の授業で使われそうなものをいつも選んでしまいがちです。

 

今回は歴史もの多めのラインナップになりました。これらの良書は、韓国語多読の会を主宰されている渡辺奈緒子さんのブログで知りました。感謝♡

 

渡辺さんのブログはこちら

 

『族譜・李朝残影』 梶山季之

 

 梶山季之さんは、1930年当時の京城(現在のソウル)生まれの作家・ジャーナリストです。『族譜・李朝残影』は、梶山さんが育った日本統治時代の朝鮮にまつわる小説が収録されています。

 

『火山島』金石範

 
1948年に発生した済州島4.3事件”について、日本生まれの在日朝鮮人作家、金石範さんが日本語でつづった小説です。火山島とは、済州島のこと。金石範さん自身は4.3事件を経験していませんが、島民の多くが虐殺された悲しい事件を後世に伝えなければ、という強い思いがつまった小説です。
 
済州島4.3事件島民が「アカ(共産主義者)だ」とあらぬ疑いをかけられ、10分の1もの島民が虐殺された事件です。現在は美麗な観光地として有名な済州島ですが、悲しい歴史があるのです…。
 
詳細はこちら。
 
『火山島』は全7巻。1冊1冊がぶあつくて文字も小さく、ひさしぶりに小説をこんなにしっかり読みました。実はまだ2巻目なのですが、価値あるうもれた名作の予感がするので、いつかブログでまとめられたらと思います。
 
 
『海の底から』金石範
 小説『火山島』の後日譚。主人公の南承之(ナム・スンジ)が4.3後に日本に脱出したあとのお話です。自分だけ生き残った罪悪感にさいなまれながら日本で生きていたスンジは、ある日脱出の手助けをしてくれた命の恩人である李芳根(イ・パングン)にまつわる不思議な夢をみます。翌日、韓国から衝撃的な内容の手紙をうけとり、スンジは再び過去と向きあうことになります。
 
『なぜ書き続けてきたか、なぜ沈黙し続けてきたか』
 
 こちらはまたすごい価値ある1冊かと。金石範さんと、釜山出身の詩人・金時鐘さんの対談です。金時鐘さんは、済州島4.3の島民の蜂起に実際に参加したという経験の持ち主。4.3後に日本に脱出しました。
 
実体験はしていないが4.3をライフワークとして書き続けてきたひとと、実体験したが長い間沈黙を守ってきたひと。互いの立場で故郷への思いを語っています。
 
一言一言に重みがあり、とても読みごたえがありました。こういう歴史の証言、証人は年々減っていますので、貴重な1冊です。
 
 金石範さんの本はほかにも、
『地底の太陽』
『1945年夏』
『故国行』
 
を読みました。どの本も分厚いので、この機会に一気に読もうと思って。
 

次は違うジャンルの本で韓国について知りたいと思います。 

 

『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン

 

『今日も言い訳しながら生きてます』ハ・ワン

 

こちらはいま話題になっていますね♡

 

日本人が著者の本や、英語を翻訳したような本はよく読みますが、そういえばアジア系の作家の本てほとんど読まないなーと気付きました。ケータイみる時間をぜんぶ読書にあてる!♡