客室乗務員におすすめな資格11選【初級編】
「CA合格に有利な資格は何ですか?」
こちらもとーってもよく聞かれる質問です。
ゆみん's Answer
♡まずは語学系(とくに英語)
♡サービス・マナー系
♡医療系
♡ユニバーサル系
今回は初級編資格として、数ヶ月勉強すれば誰でも取得できる資格をピックアップしました♡
目次♡
語学系資格
まずはなんといっても語学系資格です。世界中のお客様を接客するCAに必要不可欠なスキルですし、中でも英語の資格は就職・転職活動の履歴書にマストです。例えば国内大手のANA、JALでは、応募基準としてTOEIC600点以上をあげています。外資系の航空会社を受験する場合は、最低でも700点以上はほしいところです。
TOEIC
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。聞く・読む力を測る TOEIC® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC® Speaking & Writing Tests により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。(公式HP)
おすすめ理由♡
・社会からの信頼も厚く、採用規準に取り入れる企業も多い
・ビジネス英語のため、仕事ですぐ使える
何の資格を取るか迷ったら、とりあえずTOEICを受けましょう。一部の航空会社では、入社後も毎年TOEICの点数を提出させられます。CAとして働くかぎり、一生縁が続く資格です。何種類かありますが、もっとも普及しているのはTOEIC Listening&Reading(L&R)です。試験は990点満点で、「聞く」「読む」の2スキルをテストします。TOEICは永久資格ではなく、2年という有効期限があります。
実用技能英語検定
試験問題は、4技能のバランスを重視し、社会で求められる実用英語を出題しています。身の回りの日常会話から、教養を深める社会的な題材まで、実際に英語を使用する場面を想定して厳選しています。英検を通して学習を重ねることで、日常会話からビジネスシーンでも対応できるコミュニケーション力を高めます。(公式HP)
おすすめ理由♡
・日本国内で影響力あり
・一度取ったら一生使える永久資格♡
英検は、学校で使うアカデミックな英語や日常生活に特化した試験です。学生時代に受けた方も多いのではないでしょうか。日本国内だけであれば英検も十分に箔がつく資格です。5~1級まであり、3級以上は面接があります。嬉しいのはTOEICのように有効期限が無いこと。一度取ったら永久資格ですので、がんばって高い級を受験してみましょう。
HSK or 中国語検定
HSKは中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)直属の機関である「孔子学院总部/国家汉办」が主催し、中国政府が認定する資格です。そのため、HSKの成績報告は、中国国内だけでなく、日本国内、そして世界中で公的証明として活用することができます。(公式HP)
中国語検定
中国語読解及び聴解能力のほか翻訳能力を問うものです。「読む」「聞く」「話す」「書く」の四技能は,いずれも「訳す」能力を必要とするのです。「中検」は,学習者の外国語能力をより正確に測るため,特にこの「訳す」能力を重視し,それを測ることに力を入れています。
おすすめ理由♡
・国際線、国内線ともに中国人観光客が多く中国語需要あり
・中国人クルーとフライトすることがある
英語の次に中国語が必要な機会が多いです。
今はコロナで寂しい機内ですが、いつもは春節の時期になると中国便は中国人のお客様でいっぱい!国際線の中国便には、たいてい中国人クルーがいます。しかしネイティブなみの日本語を話すクルーもいれば、「お飲み物はいかがですか?」など機内の接客に使う日本語しか話せないというクルーもいました。しっかりと意思疎通したいなら、こちらも中国語のスキルがある方が安心です。片言でも中国語を話してあげるととっても喜んでくれます♡一緒に働く仲間として絆が深まりますので、身につけておいて損なしですよ♡
国内線でも北海道が人気で、中国人のお客様に接客する機会がありました。国内線には中国人CAは乗務しないので、日本人CAの中に中国語スピーカーがいると、神様のように重宝されます(笑)
ハングル検定or TOPIK
ハングル検定
ハン検は、一般の韓国・朝鮮語学習者というよりは、日本語を母語とする学習者に特化した検定です。ハングル能力検定試験の受験者の多くが主に日本国内で学習・生活しているという学習環境、言語使用環境を考慮した語彙や題材の選定などを行い、初級の設問には日本語を、上級の出題では日本語との翻訳問題を取り入れています。(公式HP)
TOPIK
韓国語能力試験は、大韓民国政府(教育省)が認定・実施する唯一の韓国語(ハングル)試験です。韓国語(ハングル)の教育評価を標準化し、韓国語(ハングル)学習者に学習方法を提示するとともに、韓国語(ハングル)の普及や、試験結果の学習・留学・就職等への活用などを目的に、世界70カ国以上で一斉に実施されています。(公式HP)
おすすめ理由♡
韓国語も中国語と同様です。
・韓国路線が多い
・韓国人クルーとフライトする機会がある
韓国語を使う機会はたくさんあります。韓国人クルーはかなり日本語が上手ですので、意思疎通には困りません。けれども語学スキルはいくつあっても損なしでしょう。韓国語は日本語と文法がかなり似ていますので、勉強にも苦労しないはず♡
ハングル検定は問題文も日本語であるのに対し、TOPIKは問題文も韓国語です。そのためハングル検定のほうが少し易しめかもしれません。
サービス・マナー系
接客業としてやはりサービス・マナー系も必要でしょう。国際線のビジネスクラス、ファーストクラスともなると、そこはまるで空飛ぶ高級ホテルや高級レストランです。ワンランク上のサービスをするために、恥ずかしくない知識を持っておく必要があります。
マナー・プロトコール検定
マナー・プロトコール検定は、NPO法人日本マナー・プロトコール協会が実施する日本人として社会人として必須のマナーやプロトコール(国際儀礼)に関わる知識と技能を認定する資格です。国際ビジネス、サービス産業、教育業界をはじめ、就職、ビジネスの第一線で活かすことができます。(公式HP)
おすすめ理由♡
・国際的なマナーが学べる
・特にテーブルマナーの知識はビジネス&ファーストクラスで活きてくる
一部の航空会社では、入社後に通信教育での受講&資格取得も推奨されている検定です。国際マナーと日本文化のマナーの両方を学べます。マナー全般を学びたい!と思ったら、この資格がおすすめ。すべて網羅されています。接客業として、基本的な知識があるんだな、と思ってもらえるでしょう。
サービス接遇検定
サービス業務に対する心構え,対人心理の理解,応対の技術,口のきき方,態度・振舞いなどが審査されます。この検定の受験勉強をしながら,サービスに対する考え方や行動の型などを学び,おもてなしの心とかたちを育てましょう。
おすすめ理由♡
・接客業に求められるマインドや対応が学べる
サービス接遇検定では、専門知識や一般知識だけでなく、お客様への相応しい対応力についても学べます。
公式HPはこちら
https://jitsumu-kentei.jp/SV/index
実用マナー検定
実用マナー検定は、
(a) 一般社会人で良いコミュニケーションの取り方を学びたい方
(b) 社会生活上でのいろいろな状況に応じた対応の仕方を知りたい方など全般の方にとって、大変に役立つ資格です。学校の成績などでは測れない「社会人としてのマナー」「ビジネス人としての作法」といったものを、資格という目に見える形に表したものです。(公式HP)
おすすめ理由♡
・社会人としての基本マナーが学べる
CAは接客スキルだけあれば良いというわけではありません。まずはいち社会人として基本的なマナーを学びたい方にはこの資格がおすすめです。3級~1級までありますが、準3級は公式HP上でweb受験ができます。気になる方はまずはそちらから実力試しをしてみましょう。2級以上は前の級に合格しないと受験できません。
医療・看護系
CAはサービス要員だけでなく、まずは保安要員でもあります。機内で急病人が発生した時などに役立ちます。
赤十字救急法救急員資格
・基礎講習では、手当の基本、人工呼吸や心臓マッサージの方法、AED(自動体外式除細動器)を用いた除細動などを習得できます。
・救急員養成講習では、日常生活における事故防止や止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの場合の固定、搬送、災害時の心得などについての知識と技術を習得できます。(公式HP)
おすすめ理由♡
・救急救命の基礎が学べる
・入社後の保安訓練でスムーズに行動化できる
救急救命における大切なことが学べる資格です。CAとして入社後の保安訓練でも学ぶ内容ですので、基礎知識として持っておくと良いでしょう。以前「エアステージ」でドラゴンエアの日本人CAさんたちが特集されたとき、6人中6人みなさまがこの資格をお持ちで、ゆみんも慌てて取った記憶があります。
ユニバーサル系
近年急速に必要性が高まってきたのがユニバーサル系資格です。どんなお客様にも飛行機を安心して利用して頂きたい、という思いから、航空会社は”ユニバーサルなサービス”に力を入れています。
ユニバーサルマナー検定
ユニバーサルマナーの実践に必要な「マインド」と「アクション」を体系的に学び、身につけるための検定です。声がけやコミュニケーションを行うには、多様な人々の特徴や心理状況を知ることから始めます。その上で、ケースバイケースの適切なサポート方法を学ぶことができます。(公式HP)
おすすめ理由♡
・おからだの不自由なお客様への接し方やマインドが学べる
車いすの方や目や耳が不自由な方、足が不自由で歩行がゆっくりの方など、さまざまな方への対応方法が学べます。近年では機内でこのユニバーサルスキルを使う機会がほんとうに増えました。航空会社では社員にユニバーサル教育を必ずおこなっています。実践的なスキルとして、持っておく価値のある資格です。
資格試験はマイルストーンとして使うべし
資格は「これを持っていたら安心!」というものではありませんし、ゴールでもありません。取得後も常に自分をブラッシュアップすることで本物の財産になっていくマイルストーンです♡迷っている方は、まずは自分の興味のある資格試験に申し込みましょう!そうやって背水の陣を敷いて勉強をすることです。頭に入れた知識は重くない❤どんどん学びましょう!